PJCS2023マスター予選抜け・シニア予選1位合体ラッシャ
予選第二回
予選第三回・本戦
今年のWCSは日本開催で、最後のチャンスだと思いそこそこ真面目に取り組んだので久々に記事を書きます。
実績
こけし(マスター)
予選第三回121位
ろーる君(シニア)
予選第二回1位!!
本戦第一回23位
目次
構築経緯
予選第一回終了後~予選第二回
予選第一回までに自信がある構築を作れずボロボロな結果で終わりました。終了後、好みの構築を探すために構築記事をひたすら読んでいたところ、攻撃的で自分好みな珠ラッシャが目につきました。
クリアチャーム炎テラスディンルーから発想を得て、鈍感炎テララッシャから組み始めることにしました。その後、合体用のシャリ、スイーパーとしてパオカイ、ハバカミはすんなり決まり、最後のひと枠に悩んでいました。後日、珠ラッシャで抜けた方がチョッキチオンジェン入りの記事を公開していたので、真似して採用しました。
第二回予選時は自分のラッシャは岩雪崩の枠がまもるでした。
本戦以外はカイリューのほのパンがアクジェでした。
予選第二回終了後~予選第三回
第二回の結果は、最高レート1700程度で惜しい所すら行けず諦めかけていたところ、ロール君が予選1位を取ってくれたため、もう少しこの構築を煮詰めることにしました。ろーる君が使っていたものと一番の違いはラッシャの技構成で、まもるを岩雪崩に変えたところ、地震が通らずきつかったポケモンがだいぶ楽になりました。
残りの課題はとにかく相手のラッシャがきついことです。特に毒寿司に対する勝率が絶望的でした。それに加えてmumemoパの流行により、sブーストカミが同居していることが、より厳しかったです。ラストひと枠に求められた条件は、毒寿司に強いことと、ハバカミに強くて処理速度も速いことです。なかなか条件に合うポケモンが見つからないまま、7匹ほど最後のひと枠を試していたところ、毒テラディンルーが思いつきました。毒寿司を使い慣れている方に相談に乗ってもらったり、フレ戦に付き合ってもらったところ好感触だったため、最後のひと枠はディンルーに決まりました。相手視点ステロディンルー+単ラッシャに見える可能性があるのもおしゃれポイントです。
個体解説
ヘイラッシャ
ウェーブタックル/地震/岩雪崩/テラバースト
努力値:A(252+)-D(4)-S(252)
実数値:225-167-135-×-86-87
特 性:鈍感
持ち物:命の珠
テラス:炎
・A:火力がギリギリなので振り切り
・D:余り
・S:できるだけ上を取りたいので準速
この構築の軸で、出すときは初手。基本的に初手合体で先行逃げ切りが目標。威嚇と鬼火でラッシャ対策してる構築にはこのポケモンだけで4タテすることもある。全体技を打つことで択が発生しにくいことも強み。一度テラスを切らずに動き、2ターン目にテラスを切って行動回数を増やす動きが強い。
・ウェーブタックル
大体の等倍以上の相手をワンパンできる位火力がある。反動と珠ダメで自分も大ダメージを受けるため、そんなに高頻度では打たない。相手のバレル引きに対して、地震+ウェーブタックルでテラス節約することも。ラッシャを落としたいタイミングで選ぶこともある。
・地震
一番打ちたい命中安定技。地震連打で勝てる試合もたまにある。
・岩雪崩
無振りテツノツツミが確1。ギャラドス、カイリューなどの地震が通らないポケモンに打つ。
・テラバースト
バレルやチオンジェン等が役割対称。シンプルに炎打点が優秀。
シャリタツ
濁流/流星群/凍える風/寝言
努力値:C(252)-D(4)-S(252+)
(ろーる君はB(180)-D(124)-S(204))
実数値:143-x-80-172-116-147
特 性:司令塔
持ち物:拘りスカーフ
テラス:鋼
特に困らなかったのでCS振り切り
合体するためのポケモン。ツツミの前で鋼テラを切る事がたまにあった。
・濁流
タイプ一致メインウェポン。
・流星群
テツノツツミがワンパンできるくらいには火力があって強い。
・凍える風
隣のハバカミがミラーで上取れるようにしたり、命中安定技として打つ。
・寝言
打つ機会はあったが別の技でもよさそう。
カイリュー
神速/ドラゴンクロー/燕返し/炎のパンチ
努力値:H(244)-A(252+)-S(12)
実数値:197-204-115-×-120-102
特 性:マルチスケイル
持ち物:拘りハチマキ
テラス:ノーマル
・H:ハバカミの眼鏡テラムンフォ確定耐え
・A:特化
・S:ミラー意識
パオと一緒に出さなくてもスイーパーして優秀。ラッシャを選出しないときは初手にディンルーと並べる。
・神速
このポケモンの採用理由。
・ドラゴンクロー
対単ラッシャなどのテンポが遅い試合でよく打つ。ディンルーと並べたときに打つことが多い。
・燕返し
ハバカミ、バレル意識。
・炎のパンチ
打たなかったが、サーフゴー等の鋼に対して選出しやすくなるメリットが大きい。浮いてるポケモンよりもらい火のポケモンの方が少ないのでじだんだではなくこちらを選択。
パオジアン
アイススピナー/不意打ち/聖なる剣/黒い霧
努力値:A(252)-D(4)-S(252+)
実数値:155-172-100-×-86-205
(ろーる君は意地っ張り)
特 性:災いの剣
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ゴースト
・A:振り切り
・D:余り
・S:ミラー意識
カイリューとパオで刺さっているほうを後発に置くことが多い。パオジアンのほうが選出率高め。カイリューと一緒に選出するのももちろん強い。
・アイススピナー
命中安定一致技。
・不意打ち
スイーパーとして使いたいので採用。
・聖なる剣
四災等に打てて技範囲として優秀。
・黒い霧
ラッシャが鈍感なのもあり、相手の合体ラッシャが重いため採用。
ハバタクカミ
マジカルシャイン/ムーンフォース/シャドーボール/10万ボルト
努力値:H(4)-×-B(60)-C(188)-D(4)-S(252+)
実数値:131-×83-179-156-205
特 性:古代活性
持ち物:ブーストエナジー
テラス:フェアリー
・HB:陽気パオジアンの不意打ち確定耐え
・C:できるだけ高く
・D:余り
・S:ミラー意識
初手にラッシャの隣に置くことが多い。ヘイトを買ってくれるので、初手合体でシャリに技を吸ってもらいやすい。ラッシャで荒らした後に裏からHP満タンで出せるのが強い。
スイープ性能が高い命中安定全体技。迷ったらこれを打つ。テラスを切って初手から押すこともある。
敵をワンパンするために、テラスを切って押すことが多い。試合終盤で残数を減らすときにも選択する。
ミラーやサーフゴー、フェアリーが通らない敵に打つ。
・10万ボルト
ギャラドスなどの電気弱点に。意外と打つ機会が多い。
ディンルー
地団太/カタストロフィ/岩雪崩/ヘビーボンバー
努力値:H(196)-A(172)-B(4+)-×-D(76)-S(60)
実数値:255-152-160-×-110-73
特 性:災いの器
持ち物:突撃チョッキ
テラス:毒
・HBD:良い感じに振り分け
・A:地団太で無振りイーユイ確定
・S:カイナ抜き ミラー意識
この枠は最後に決まったが、ラッシャが出せないときに活躍した。カイリューと初手に並べることで、単ラッシャや毒寿司に戦えるようになった。
・地団太
タイプ一致命中安定技。削った相手を落とすために採用。
・カタストロフィ
初手から積極的に打ちに行く。
・岩雪崩
カイリューやアロー等に対して打つ。
・ヘビーボンバー
ハバカミを倒すために採用。相手の重さによってはじだんだよりも威力が出る。
チオンジェン(予選第二回のみで使用)
ギガドレイン/悪の波動/カタストロフィ/テラバースト
努力値:H(244)-C(252+)-S(12)
実数値:191-x-120-161-155-92
特 性:災いのお札
持ち物:突撃チョッキ
テラス:水
・H:残り
・C:特化
・S:ミラー意識
ラッシャ対策に採用したが、あまりうまく使えなかった。テラスも合わせて対追い風性能は高かった。
耐久が高いので回復の恩恵が大きい。
・悪の波動
タイプ一致で通りのいい攻撃技。
・カタストロフィ
削りとして優秀。
・テラバースト
本来苦手な炎タイプなどに打つ。
選出
基本選出
+or
パオカイの選出率は7:3くらい。初手合体でできるだけ荒らし、スイーパーとして2匹で逃げ切るのが目標。対晴れ構築の場合のみ初手岩雪崩+シャドーボール→ワタッコから入る。
対追い風
+
ラッシャの守るを切ったことで追い風ターンをしのぎ切れなくなったのでパオカイを選出する。
対ラッシャ入り構築
+
合体するとかなり不利になってしまうのでシャリラッシャ以外を選出する。初手ディンカイから入って、カタストロフィやドラクロで削り、裏の二匹で絞める。裏のハバカミにテラスを温存しておくことも多い。対毒寿司では基本的にディンルーにテラスを切る。
最後に
目標にしてた本線突破はできませんでしたが、練習して予選抜けという一つの結果は残せてよかったです。結果残してくれたろーる君、考察や練習に付き合ってくれた方々、ありがとうございました!WCSも応援してます!
自分はしばらくポケモンは触らないと思っていましたが、直近でオフ会があって、パラレルアリーナの開催発表もあったのでレギュDも楽しんでいきます。